外国文化と挑戦がすきな学生の読書記録

一年間に100冊読むことを目標に、外国文化、小説、自己啓発の本を紹介する予定です。

2023【自己啓発】将来が決まらない学生に読んでほしい「スタートライン」

今日、紹介する本は

スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる 喜多川泰

おススメ度★★★★☆

アマゾンサイトより

(あらすじ)

やりたいことが決まらない高校3年の大祐のもとに、

ある日、転校生の真苗がやってきた。彼女に心奪われた大祐は

真苗に誘われ様々な有名人の講演会に参加する。

 

しだいに仲良くなっていくふたり。

ある日、大祐は真苗に告白しようとするが.....

 

 

お話のストーリー自体は、まあまあおもしろかったです。

ストーリー以上におもしろかったのが、作者の名言の数々!

今回はその名言を2つ紹介します。

 

①「子どものころ、毎日が楽しいのは面白いことをしているからではない。本気でやれば何だって面白い」

小学生のころ、私たちは目の前にやってくるものすべてに対して

本気で取り組んでいた。国語の時間、小説を読むときに

役を決めて劇のようなことをすると、小学生はみんな役になり切ろうとする。

しかし中学生に同じことをさせようとすると、

「それって意味あるの?」

とやる前からやらない理由を考えようとする。

 

高校生になると、受験に必要ない教科は「いらない」と判断して、

授業すら取らなくなる。そのようにして自分に必要なものだけを残し、

それはまじめにやろうとするのだが、

だんだんと判断基準が必要かどうかではなく、面倒かどうかになり、

ついには目の前にやってくる物事すべてに

何かしらの理由をつけて本気でやらなくなってしまう。

 

自分で決めたこれ以上は譲れないというラインを、

自分でずらしてしまう。

そうなった若者は、この言葉を発する。

「何か、おもしろいことないかな・・・」

 

子どものころ、毎日が楽しいのは面白いことをしているからではない。

本気でやれば何だって面白い。

 

 

「何かおもしろいことないかなー」とよく言っている私には

この言葉は刺さりました。

あー、私って本気で物事に取り組んでいないんだ。

今まで色々なこと(留学、苦手な接客など)に挑戦してきたけど、

内心めんどくさいとか思うことがあったもんな.....

 

でも本気で取り組むって難しいですよね.....

とりあえず、今期の授業は1限かどうかとか、

単位をとるのが楽かどうかといった判断基準ではなく、

自分が面白そうだと思った授業をとることにしました。

2,3限にある授業だからと言って本気で取り組めるわけありません。

楽に単位がとれる、楽単な授業だからと言って本気で取り組めるわけありません。

でも、自分がおもしろそうと思った授業なら本気で取り組めるかもしれません。

 

ということで、今期は月曜1限から授業がありますが、

ドロップアウトしないよう頑張ります!!

 

②「いい本と出会っても、自分が何もしなければ、出会ってもいないと同じだ」

この言葉はたしか、著者のあとがきに載っていました。

私はよく自己啓発本を読むのですが、

行動力のある著者の経験や名声を手に入れた人の人生観を読み、

自分も何かすごい人になれた気がして、

結局何も行動をおこしていないということがよくありました。

 

しかし、このセリフに出会い、

いい本と出会っても、何も行動しないならば

自分がこんなにたくさん本を読んでいる時間が無駄であると気づきました。

 

「何かおもしろいことないかな」が口癖だった私ですが、

おもしろいなと思った本に書いてあることを真似して、色々なことを本気で

してみようと思いました。